本日から、銀座枝香庵で、御子柴大三氏の『画廊散策の愉しみ』出版記念展が始まります。
Flatもすべて、本で取り上げられた作家たちの作品で埋め尽くされます。
こんなに沢山の作家作品が並ぶことは、滅多にないこと。
若い作家、既に亡くなった作家合わせて、60名ほどの作品が並ぶ、滅多にない機会です。
雪も予報されているようですが、足元に気をつけ、是非いらしてください。
洋二郎の作品は、《少年》、《忘れられない女(屋根裏のマリヤ)》などが、並びます。
銀座方面へ行かれましたら、是非、お立ち寄りください。
2月10日(月)までです。
7階、8階をフルに使って展示された60人の作家の作品は、実に見応えありました。
10日までです。
是非、足をお運びください。
先日、新装オープンした、荏原 畠山美術館で「琳派から近代洋画へ」を観てきました。
高輪台駅から5分ほど歩くと、白い瀟洒な建物が見え、そこを左へ曲がり、進むと入り口が現れます。
門をくぐり、大きなお庭の中を進んでいくと、美術館が木々の間にありました。
樹齢300年のクロマツには、びっくりしました。
この美術館は、1964年(東京オリンピックの年)に畠山記念館として開館し、開館60周年を迎えたそうです。
実業家でありながら、能楽や茶の湯をたしなむ数寄者でもあり、50年かけて美術品蒐集に励んだ畠山一清のコレクションを、「多くの人と楽しもう」という想いがこめられて造られた美術館です。
訪れた日は、ちょうど館長のレクチャーがあり、拝聴した後作品を鑑賞できたので、親しみを持って回ることが出来ました。
地下の部屋には、酒井億尋のコレクションが展示されていて、中村彜や津田清楓の作品があり、うれしく拝見しました。
2月16日までが前期で、2月19日から一部展示入れ替えして後期が始まります。
作品がどこで見られるか知りたいとのご質問がありました。
2025年度の展覧会、現時点でのお知らせです。
2025年1月14日~2月8日 常設展 アートギャラリー884
2025年2月1日~2月10日 「巡り会った作品、作家達」展 ギャラリー枝香庵
2025年6月21日~8月24日 「愛する私の一点展」 梅野記念絵画館
時刻、休みの日などは、各ギャラリー、館のホームページをご覧ください。(青い部分をクリックするとそのホームページに移動します)
美術評論家で、アートプランナーの御子柴大三さんが月刊ギャラリーに連載していたシリーズ「巡り会った作品、作家達」が、まとめられ、来年出版される運びとなりました。
本の題名は『画廊散策の愉しみ』。
その出版をお祝いして、銀座のギャラリー枝香庵で、2025年2月1日~10日(水曜休廊)「巡り会った作品、作家達」展が開かれることになりました。
2023年7月号に掲載されたご縁で、洋二郎作品も2点展示されます。
ちなみに、御子柴さんは、1987年銀座現代画廊での洋二郎遺作展をご覧になっています。
若い作家さんの作品も展示されます。
是非、足をお運びください。
近くになりましたら、改めてご案内いたします。
長野県東御市にある「梅野記念絵画館」で、島村洋二郎展開催が決定しました。
期日は、2026年1月24日(土)から3月22日(日)です。
寒い時期ではありますが、雪をかぶった浅間山を見ることも出来、普段とは違う、雪景色の美術館もなかなか良いものです。
是非、今から予定帳に書きこんでください。
詳しいことが分かりましたら、また、お知らせいたします。
洋二郎の全貌が見られる初めての大きな展示です。
学芸員さんたちが、どんな風に展示されるのか、私もとても楽しみにしています。
9月11日から、半蔵門ミュージアムにて、特別展「小川晴暘と100年の旅」が始まりました。
昨日、行ってまいりました。
素晴らしい展示でした。
地下1階に展示された小川さんの仏像写真は、この構図でなければ、という迫力と静けさに満ちたものでした。
2階、3階には、息子さんの光三さんの作品(カラー)も展示され、飛鳥園の歴史を感じる展示でした。
里見勝蔵に促されて訪れた奈良で、沢山の仏像を見た後に、飛鳥園で写真を購入し、自宅で仏像写真展を開いた洋二郎。
その洋二郎が大切に思った仏像写真を、何十年も経て見る不思議さ。
入場料は無料。
2階には、ゆったり珈琲を飲めるコーナーもあります。
地下鉄半蔵門駅出口4を地上に出て、左へ曲がるとすぐ入り口があります。
月曜、火曜が休館日ですので、ご注意ください。
洲之内徹の生地松山からバスで1時間ほどの山の中に、久万高原町があります。
その久万高原町にある美術館が、久万美術館です。
今月14日から「久万美の原点ー洲之内徹」展が開催されます。
久万美術館の根幹をなす井部コレクションの多くは、洲之内徹が経営する現代画廊から購入されました。
また、
今回現代画廊ゆかりの作品70点が一括して寄贈されることになり、本展で紹介されるそうです。
人口1万人弱の町に、そんな特色ある美術館が35年も継続し、来館者を待っているということ自体、素晴らしいことです。
初日9月14日(土)午後には、原田光(元岩手県立美術館館長、美術史家)、後藤洋明(コレクター)の記念トークもあります。
参加費は無料です。
お時間許せば、ぜひ!!
https://www.kumakogen.jp/site/muse/
忘れられてしまった秀れた芸術家の顕彰活動を続けている人に与えられる「木雨賞」という賞があります。
梅野記念絵画館友の会が主宰する賞で、東御市梅野記念絵画館(長野県)初代館長梅野隆氏の仕事を偲んで作られた賞だと聞いております。
この度、当運営委員会の島村直子が第10回木雨賞、小寺瑛広が木雨賞特別賞を授与されました。
受賞理由は、木雨賞は島村洋二郎の顕彰活動(資料収集、作品保管、展覧会開催)を40年間続けてきたこと、木雨賞特別賞は、島村洋二郎の画業の本質を的確に捉え世に知らしめたことによります。
二人の活動をまとめた『カドミューム・イエローとプルッシャン・ブリュー』(未知谷2021年12月刊)が大きな仕事をしたようです。
授賞式は、7月28日、東御市梅野記念絵画館で行われました。
選考委員会の岡部昌幸委員長が選考の経過を話され、阿部真也友の会会長から賞状が授与されました。
この木雨賞は、物故作家のコレクターには、よく知られている賞らしいのですが、マイナーな賞で、一般には、ほとんど知られていません。
本年は、諸般の事情から「私の愛する一点展」は開催されませんが、来年2025年度は開催とのこと。
洋二郎作品にもまた、会うことが出来ますね。
近づきましたら、このサイトでもお知らせいたします。
その折には、どうぞ見にいらしてください。
写真は、梅野記念絵画館から見た浅間山。池の対岸から見た梅野記念絵画館です。
2024.6.29
2023年7月にギャラリー枝香庵で開かれた洋二郎の没後七十年展のカタログが出来上がりました。
小寺瑛広さん作成のキャプションが好評だったため、カタログとして残しておこうということになりました。
画像が沢山入っているので、見やすく、分かりやすいです。
ぜひお手に取ってご覧ください。
*ギャラリー枝香庵で入手できます
筑摩書房から、『洲之内徹ベストエッセイ 1』税込990円椹木野衣編集が5月10日刊行されました。
洲之内徹が芸術新潮に連載し続けた「気まぐれ美術館」シリーズの単行本5冊から選りすぐったエッセイが20編掲載されています。
いちばん最後の「〈ほっかほっか弁当〉他」には、「洋二郎の作品を見かけた方は画廊まで連絡を」と、洲之内さんの呼びかけが書かれています。
洲之内さんのファンだった幅さんのことが綴られた〈ほっかほっか弁当〉には、ジンとさせられました。
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